脱サラ・シーズン
夏前になると脱サラ希望のサラリーマン・ギタリストが増えるんです。何度かこのブログでも紹介していますが、私は脱サラのカウンセリングとコーチングを毎年20人にやっており、年間5,6人を脱サラさせています。ただ・・・その中で「最悪にひどい間違った脱サラ方法」を試みる人がいるんです。絶対失敗します。だから、命がけで止めます・・・でも、もし自分がそれだったら・・・と、不安ですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストの間違った脱サラ方法7選が分かりますよ。
ワースト⑦借金があるのに脱サラする
家や車のローンならまだしも、大学の奨学金を返してないとか、機材の分割払いが残ってるとか・・・こんな「直近の身の回りの管理」ができないギタリストが、脱サラして「新しい音楽ビジネスなら管理できる!」となぜ思うのでしょう。
ワースト⑥今の会社が嫌だから脱サラする
これは別に悪いことではないのですが、脱サラする【唯一の理由】がこの「今の会社が嫌だから」ってのが問題です。嫌な状態から逃げること、変わることで、確実に良い状態になるとなぜ決めつけられるのでしょうか。
ワースト⑤実家暮らしで脱サラする
30歳前後のサラリーマンが実家暮らし。生活はなんとかなるから脱サラしようか・・・。一見、アドバンテージを有効活用しているように見えるのですが、実は社会人として独り立ちしてないだけ。生活コストの計算もしたことがないのに、なぜ独立できると思い込んだのでしょうか。
ワースト④与えるものを決めずに脱サラする
脱サラしてこれやりたい!あれやりた!と夢物語はいいのですが「どんな方にどんな価値を提供するのか」を明確にせずに脱サラしても無駄です。私の脱サラ・セミナーではこれをセミナー当日にノートに「決定」させることを義務づけています。
ワースト③金融リテラシーが無いのに脱サラする
めちゃくちゃな丼勘定のギタリストがいるんです。
「アニソンのカバーして1曲CDに焼いて800円で売って、1週間に100枚売ったら8万円で、1ヶ月で32万円か・・・年収で400万を切るのかあぁ・・・ま、1枚900円にしたら結構儲かるな。生活費は200万掛かるから残りは株で増やそうか。ふふふ」
この猿人レベルの金融リテラシーのギタリストなんていないと思うでしょ?私も毎年驚きますが、猿人どころか猿レベルの金融リテラシーのギタリストが多いんです。この状態で脱サラしたらすぐアウトです。
ワースト②金融心理が分かってない
- 千円貰って喜ぶ。
- 2千円貰って喜ぶ。
- 2千円貰って千円無くなると悲しむ。
- 千円貰えたから、また千円貰えることを期待して先に2千円使って喜ぶ。
上記の現象の背景にある心理が分からないギタリストは知能がジャワ原人レベルです。この状態で脱サラしたら半年で地獄行きです。
ワースト①「計画」が「希望」である
これが最も多い間違いです。
「脱サラしたら最初の月にこれやってぇ、このくらいの収入になって、来月は倍になって、翌月はお客さんがこのくらい増えて、その次は自分のレベルがこのくらい上がってるだろうからこうゆう作品ができて、それを知ったファンが3倍になって・・・ライブは毎週やって、音源もたくさん売れて、あぁ・・・忙しすぎるかぁ、うふふ」
って、おめでたいですよね。それ計画じゃなくて希望だから・・・
でも、私のセミナー参加者の事業計画には「漢字が多いだけ」で中身は上記のようなギタリストが多いんです。
まとめ
私は脱サラ・セミナーをやると20名中5,6人成功なので四分の三の仕事は「思い留まらせる」ことです。4年連続で思い留まらせて、今年、不動産で成功したギタリストもいます。今では私の友達です。
でも、残念ながら今年は「思い留まれ」との助言を聞かずに脱サラするギタリストもいます。南無阿弥陀仏。
何卒30際前後の若いサラリーマン・ギタリストの方は注意して下さい。
私の脱サラ・セミナーは17万円とクソ高いので、軽い質問ならトータル・ギター・メソッドのフェイスブック・レッスンの質問スレッドからどうぞ。もちろん、無料です。
津本幸司