音楽家同士
音楽家の先輩や先生はなんとなく敬意を持って見てしまいます。
でも注意が必要です。
付き合ってはいけない音楽家がいるんです。
周りにいるかどうか心配ですよね。
心配無用です。
この記事を読んだらどんな音楽家を避けるべきか分かりますよ。
避けるべき人
抽象的な指摘をしてくる人です。
何とでも捉えらられるような意見を上から言ってくる人って必ずいます。
それに苦しむ若い音楽家をたくさん見てきました。
○美学園
2001年に教えていた音大は仕事のないギタリストのたまり場になっていました。
私はそれを知って1年でその組織一連との関係を切りました。
生徒達に向かって
「お前その演奏はテイストがないぞ!」
「かっこよさが足りないな!」
「ハートが入ってない」
「ここで聞いてるから(胸を手を当てて)」
こんな事を言うおじさん先生ばかりでした。
生徒は困り果てています。
そりゃそうですよね。
何が悪いのか、何が良いのか、何を学べばいいのか全く分かりませんものね。
おじさんの「ボヤキ」を聞かされただけです。なんかよくわからないのにただ上から物を言って優越感に浸りたいだけなんです。
ひどい仕打ちを受けた方
今日もひどい仕打ちを受けてきた方にお会いしました。
10年以上プロとして仕事をしてきてるギタリストです。
悩みをなんとかして欲しいと私のところに駆け込んで来たのですが、その悩みが
「ギターが歌に反応してないと指摘され、
ギターの鳴りが悪いと言われ、
ニュアンスが悪いと言われ、
暴れると言われ、
濁ると言われました」
真面目な青年でした。
しかし、私には手の施しようがありません。
何一つどうすればいいか分からないからです。
「テンポ130BPMの時に16分音符のリズムが遅れるので、怒られた」
なら、正当で具体的な指摘ですし、すぐに改善策を考えることができます。
しかし上記では無理です。
さらに
その青年が今後どうなりたいかという希望を聞くとやはり抽象的でした。
「抽象的なボヤキ」を聞き過ぎて「抽象的にボヤく」ようになりかけてるんです。
本がお好きな方はミヒャエル・エンデの本に出てきそうだと思うでしょう・・・
メタな視点で恐ろしくなります。
解決策
私はなんとか救いたいと思っています。
それは私がなんとかするのではなく、その青年がその周りの「ボヤキ」との関係を絶つことで救われます。
かと言って、初対面の青年に「君の音楽家関係の人脈を全て切れ!」ということはできませんので、私は手も足も出せませんでした・・・残念です。
まとめ
どうか皆さんはこのような「抽象的なボヤキ」で上から指摘してくるような人と関わらないようにして下さい。
若いギタリストがおじさんの「ボヤキ」で人生をメチャクチャにされないことを祈っています。