
室内
津本幸司です。
リハーサル・スタジオでは、演奏だけでなく室内音響を考えます。
結論から言うと、小さな部屋では低音を減らしましょう。
ベースの音量を下げるという意味ではありません。ギター、ベース、ドラムを含めた部屋全体の低周波成分を減らします。
三理論
室内音響では、周波数帯によって異なる理論を使います。
高周波数帯は統計音響学、中周波数帯は幾何音響学、低周波数帯は波動音響学で解析します。(この部分での指の数え方が英語の時は動きまでこうなるんですよね。なぜか)
高周波数帯と中周波数帯の境界は、およそ1000Hzです。
しかーし、中周波数帯と低周波数帯の境界は、部屋の大きさで変わります。
境界
この境界を計算した数値をシュレーダー周波数と呼びます。
計算式は必要ありません。
小さなリハーサル・スタジオでは、ギターの6弦の音域まで低周波数帯として扱います。
大型スタジアムでは、ベースの音域まで中周波数帯として扱える場合があります。
同じ楽器でも、部屋の大きさが変われば解析方法も変わります。
処理
小さなスタジオでは、EQで低周波成分を減らします。
これはギタリストとベーシストだけの仕事ではありません。ドラマーも同じです。
キックとフロアタムの低周波成分を減らします。
各楽器が低周波を増やせば、部屋全体の低周波エネルギーが増えます。その状態で演奏技術だけを修正しても解決しません。
実験
今回の動画では、実際に低周波成分を調整して比較します。
ピンマイクでは違いが伝わらないかもしれません。
でも、やってみましょう。