芸術家へ
ひとつ前の記事はお読みになりましたか?イーサリアムが何かを説明しました。この記事ではイーサリアムの構成要素を見て行きます。構成要素をコンポーネントと呼びます。専門用語はカッコで説明しながら書きますから安心して下さいね。
ノード
ノードとは一人一人のコンピュータと捉えていいでしょう。イーサリアムを動かすためのコンピュータをイーサリアム・ノードと呼ぶと思って下さい。各イーサリアム・ノードになるには資格も条件もありません。だれでもなれます。そしてそれぞれが繋がっています。
場所
米国30%、ドイツ17%、中国8%、シンガポール5%のノードがあります。日本には3%ほどしかノードがありません。
Linux
MacやWindowsではなくてLinuxが9割以上です。セキュリティ考えると当然ですよね。
Geth
Go言語で作られたGo Ethereum の略でGethというプログラムで動いています。
他の手段2つ
普通の人にLinuxとかGethとか言われても手が出しにくいですよね。他の手段もありあす。
①Web3.jsというライブラリ(ライブラリは使い勝手のいいセットみたいなものです)でHTTP/IPC(普段ホームページ見たりするときに使ってるやつ)やWebSocket(ブライザとサーバーの通信規格)でイーサリアム・ノードとやり取りできます。普通のウェブサイトはイーサリアムにアクセスできませんが、これはオフィシャルなJavaScript(プログラミング言語の1つです)を使ってイーサリアムの開発チームが作ったAPI(アプリケーションをプログラミングするためのインターフェース)です。
②メタマスクなどの暗号資産ウォレットを使ってイーサリアムのDAppsと交流できます。
ヴァーチャル・マシーン
EVMと略されるイーサリアム・ヴァーチャル・マシーンでノードは動いています。EVMには独自のマイクロカーネル(OSの中心部分みたいなもんです)やスタック(データ積み上げ構造のようなもの)メモリー(一時保存場所)やストレージ(保存場所)があります。
3種のノード
フル・ノードは全部のブロックチェーンのコピーで、ライト・ノードはヘダー・チェーン(ブロックチェーンの中の班長さんみたいなもの)を扱い、アーカイブ・ノードは過去の物も全部持っておきます(これは何テラバイトも必要なのであまり意味ない)
今年から増えた
今年の9月15日にザ・マージと言ってイーサリアム2.0にアップデートされ、ビーコン・チェーン(新しいプルーフ・オブ・ステーク型ブロックチェーンの名称)とシャード・チェーン(1つのチェーンを複数に分割してスケーリング)を扱うクライアント(プログラムみたいなの)が新しくたくさん出てきました。
まとめ
以上がイーサリアムのコンポーネントです。何か質問あれば聞いて下さいね。
次はアカウントとアドレスについて勉強しましょう。
津本幸司