運動音痴は必見
ギターの演奏は身体動作、つまり運動なんです。運動音痴の人はまず運動から始めてください。ラジオ体操からでも大丈夫です。その場合は以下は読まなくて大丈夫です。読んでも分かりませんし、いきなりやると危険です。
ある程度運動できている人は以下お読みください。
エンジン
まず、身体のエンジンの部分が「有酸素エネルギー供給系」です。車でいうとエンジンがしょぼい車が長距離走ったりすると怖いですよね。昔のBMWで遠出するようなものです。JAFの電話番号必ず持って行きますよね。
バッテリー
身体のバッテリーの部分が「無酸素エネルギー供給系」です。車でいうと発進時にブォーンとガソリンを吹かすよりも、電池の電気でキ〜ンと発信した方がスムーズですよね。
切替
このエンジンとバッテリーの切替を上手く行う必要があるんです。ハイブリッド車がいつどっちを使っているか考えると分かりますよね。
車に乗らない人は電動アシスト式自転車で考えれば分かるでしょう。スッと楽になる時って電動のアシストが働いていますよね。発進時、坂道などです。これがバッテリーを使ってるということです。それ以外は足(脚)で漕いでます。足(脚)というか身体がエンジンなわけです。
同時に使ってしまう
素人音楽家の方はエンジンとバッテリーを同時に使ってしまうんです。車で言うとバッテリーもガソリンももったいないですし、お互いが消耗させあってる状態です。電動アシスト式自転車だとアシストが働いているのに死に物狂いで漕いでるイメージです。バッテリーも体力も消耗しています。
カッティング一つでも
例えばカッティングする時でも、最初の3小節目くらいはバッテリーでノリをキャッチして、そこからはガソリンエンジンに任せます。
つまり、最初の3小節目くらいまでは、頭でどんなノリかを考えて、細かい筋肉の動きで瞬発力を使ってパターンをノリに合致させて、一度掴めたら、持久力系の筋肉に切り替えて5分の曲でも保てるようにするのです。
毎週水曜日にたくさんのトータル・ギター・メソッドⓇ会員様のカッティングを見ていますが、ガソリン・エンジンでブォーン!と吹かして最初の3小節を弾いてしまう人や、バッテリーを使ってずっと継続しようとしている人が多々見受けられます。
指摘内容
例えば、私が「2拍目の裏がちょっと強すぎるかも」とか指摘する場合は、「無酸素エネルギー供給系」のバッテリーつまり瞬発力系の使い方がおかしいということです。
もし、私が「このまま数分続けられるか確認してください」と指摘する場合は、「無酸素エネルギー供給系」だけで継続している、つまり「有酸素エネルギー供給系」を仕えてないということです。
テスラがいる
たまにテスラみたいな人がいるんです。これは珍しいのですが、10人に1人はテスラです。良いのですが他の人が真似したらヤバいので褒めすぎないようにしています。
結論
ウォーキングやジョギングと、筋トレで両方の切替が上手く行くようになりますよ。
ランニングまでやらなくて大丈夫ですし、私のようにトライアスロンとかやるのはお勧めしません。競技後身体状態を測定したら死ぬ間際の身体状態だそうです。