日本や世界で

数々のオーディションが行われています。
全て
「出来レース」
です。
つまり誰が優勝するか決まってます。こんなもの子供が参加して頑張ったこと自体に価値があるという状況を作るためのものです。
いい大人が、本当に優勝を目指して参加してはいけません。
審査員
世界中で審査員をやってきました。当然音大の入学オーディションはガチです。奨学金オーディションもガチです。それでも人間が絡み、大金が絡んでいますので、どこかの国の王族の子孫が受けて来たら落とすわけにはいきませんし、既に著名な人がいたら奨学金もその人の下にいく確率が高くなります。このくらいの世界です。
日本なんて
日本でまともなオーディションを見たことがありません。「こんな審査したらマジで頑張った人可愛そう」と毎回思います。
他人の評価なんて
ここで一つ根本的におかしい事があります。それはオーディションというのが「他人の尺度にどのくらい当てはまるか」を審査するシステムだということです。特定のバンドがあって、欠員が出て、急遽代役が必要になったら、どのような音楽家が選ばれるかはわかるでしょう。でも、全く何の基準も分からないオーディションを受けるというのは、無条件で「見ず知らずの審査員の好みに合うように弾けば合格」という意味不明な基準で評価されるのを待ってるようなものです。
結果的に足のサイズで優劣が決められても文句言えないのです。
そんな馬鹿げた子供の試合に参加するのは無意味です。
プロフィールに書くとより馬鹿
時折、○○のコンテストで入賞というプロフィールの記載を見ることがあります。私自身、高校や大学時代にコンテスト総ナメにした経験者ですし、プロフィールに書いたこともあります。でも・・・
「他人の基準で自分が評価されたことがあります!」
って言っているようなものです。馬鹿な事をしたと反省しています。だからやらないで。
まとめ
いまだにギタリストをおちょくるようなオーディションがたくさん開催されています。録音したり、動画とったり、応募したり、審査まったり・・・すべて時間の無駄ではなく、人生の無駄です。
振り返ってみてください。このような内容に人生の時間を費やして生きて来ていませんか?ローン返済のために働いたり、税金を払うために働いたりしてる方は特にオーディション好きなので注意して下さい。
津本幸司
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