30代ギタリスト
30代が一番いいですよね。20代の夢を多い続けて、40代以降の体の衰えも感じず最もバリバリ活動できる時期です。就職しても辞めることもできますし、フリーターでコンビニでバイトしても生活はやっていけますしね。不健康な生活をしたところで、若さでカバーできます。
チャンスな反面
30代ギタリストはチャンスの反面、失敗するリスクがもの凄く大きいのです。なぜならば、失敗の方向にも大きなレバレッジ(てこの原理)をかけてしまえるからです。
3つの理由を紹介します。
①労働を頑張ってしまう
これが最も多い失敗の理由でしょう。例えば、バイトで月に15万円くらい稼いでいるとしましょう。何かしらの出費があったり、欲しいモノがあったり、音楽活動費がかさんだりするとお金が足りなくなります。その時に、「ダブル・ワークだ!」とか「副業だ!」とか「アフィリエイトだ!」とネットで知ったばかりの用語に飛びついて、体力と時間を使ってリカバーしようとするのです。そしてそれができてしまいます。
すると、自分の問題が労力によってカバーできたのである程度満足します。しかし、その金銭のために労働した時間というのは二度と戻らないのです。その1万円を稼ぐ1日を音楽理論の学習に充てたらどのような音楽的成長があったかを考えてください。
②引きこもって練習してしまう
これも世界中で非常に多いパターンです。あのですね、引きこもって練習して成長するのは20代までと考えてください。私も23歳までは引きこもって練習していました。でも、それ以降は社会の中で変わり行く音楽シーンに身を投じないといけないのです。その中で主導権をとらないと音楽で生活することは不可能です。
バイトから帰ってきてYouTube見ながら限界まで練習・・・これで専業音楽家になれる人って現実社会でいると思いますか?
逆に、バイトから帰ってきてYouTube見ながら限界まで練習・・・し続けて上手くなった人の音楽を「芸術」としてお金を払って聴こうとしますか? サクセス・ストーリーとして模倣しようとしますか?
③頭でっかちになる
今の時代「何を知ってるか」なんて意味ないんです。AIが全てやってくれます。その知識を基にどのように実践したかという「結果」が必要です。頭でっかちになると、ダイエット方法を無数に知っているデブと同じです。
まとめ
そこの30代の労働者ギタリストの君! そうアナタです! 後ろ振り返ってみ・・・自分が進んで来た道が間違いだったと気付くはずです。
新しい道に進んでください。
労働を辞めませんか? ギタリストだけに専念しませんか? もうそれが許される時代になったんですよ。いつまでも労働者やらなくていいんですよ? 誰の洗脳? 自分で自分を洗脳したんでしょ? 「労働しなきゃ食べていけない」って。 大ウソなのが私達の周りのFIRE軍団を見たら分かるはずです。
津本幸司