スライド
エレキギターのみならずギターの代表的な技術です。
弦を押さえて「横にずらす」だけ・・・簡単!
大きな間違いです。
心配無用です。
この記事を読んだら正しいスライドの方法が身につきますよ。
結論
「横にずらす」のは間違いありません。
しかし、考えるべきは「どのタイミングで」「どのくらいの距離を」「どのくらいのスピードで」ずらすかです。
これが意外と考えていないポイントです。
演奏の「小綺麗さ」を決めるポイントでしょう。
例
- ビート上から、3フレット分を、16分音符より短いスピードで。
- ビートに向かって、5フレット分を、一つ前の8分音符から8分音符分の時間を掛けて
このようにタイミング、距離、スピードを常に考えながら練習すると良いでしょう。
もう一つ
さらにスライド・アップを選ぶかスライド・ダウンを選ぶかがセンスの見せ所です。私自身、いつスライド・アップを選んでいつスライド・ダウンを選んでいるか頭では分かっていません。しかし、スライド・アップで弾きたいと思っている音符をスライド・ダウンで弾くとどうも気持ち悪く感じてしまいます。
(もしYouTubeとかの私の演奏で「津本はこういう場合にこうしている」という客観的なご意見があればご教示下さいませ。)
さらにもう一つ
スライドの開始音を任意の音と考えているか、特定の音と考えているかでスライド前の音での滞在時間が変わってきます。安定した音を選ぶ人もいれば、不確定要素を楽しむ人もいるでしょう。
ちなみに私は「適当に」弾くのは苦手です。「万が一、フレットの上を押さえて変な音がなっちゃったらどうしよう・・・」と不安になるからです。これは個人的な趣味です。
まとめ
正しい方法はありません。どうやろうか考えていることが大切です。
スライドは、弦を押さえて「横にずらす」
「どのタイミングで」
「どのくらいの距離を」
「どのくらいのスピードで」
を考えて練習して下さい。
スライド・アップかダウンか、さらには特定の場所からか、任意の場所からかも考えると演奏のクオリティが向上するでしょう。
若いギタリストを応援しています。
津本幸司
手の平に私の脳の分身をお持ち下さいトータル・ギター・メソッド