わかりにくいですよね。
カッティング用ピックの持ち方って、わかりにくいですよね。動画を見ても、前からピックはよく見えません。どうやって持っているのでしょうか?握り込んでいる人もいれば、手をひらいている人もいる。どちらもそれなりに弾けてるし・・・
この質問は、私が世界中で頻繁に受ける質問のトップ10に入ります。
心配無用です。
この記事を読んだらカッティング時に、どうやってピックを持つかが分かりますよ。
迷うので一つに絞ります。
正しい方法はたくさんあります。間違った方法もたくさんあります。手をひらく方法から始めても、手を閉じる方法から始めても、構いません。富士山を西から登るか、東から登るかの違いだけです。目指すところは皆同じなんです。従って議論すること自体無意味だと思って下さい。
私はトータル・ギター・メソッドにて、握る方法から開始することをオススメしています。この方法がもっとも上達スピードが早いという指導経験のデータがあるからです。
9ステップ!
- 手を前に出します。
- 手を45度傾けます。
- ピックを人差し指の延長線上に乗せます。
- 弧を描くようにフロント・ピックアップの前まで持ってきます。
- 手首が身体から最も遠い位置にあることを確認して下さい。
- 親指を乗せないまま上下に動かして軌道を確認します。
- ピックの真ん中を軽く親指で押さえます。
- 中指、薬指、小指を親指の母指球の所に軽く添えます。
- 円錐状のモノを持っている位の隙間ができると良いでしょう。
これで完成です。手首を使って華麗なカッティングを行う準備ができました。
(著作権が100%私のメソッドですので、以下参考までに2ページ公開します)
注意
上記の方法で最も大切なのが手首の位置です。身体から最も遠い位置にあるべき手首がどんどん近づきがちです。そうすると握った中指、薬指、小指の3本が弦に当たります。当然痛いので、それを避けるために中指、薬指、小指の3本がどんどん開いてゆきます。その状態では手首は動かせませんので、腕をガチャガチャ振ることになります。
このような悪循環になるんです。
ISMギタリスト養成所の門下生もカッティングを開始してから半年はしょっちゅう「手首の位置!」と注意されています。
まとめ
上記の9ステップでカッティング時の正しいピックの持ち方を身に付けてく出さい。