たくさん教則本がありますね。
「オススメ」のギター教則本を紹介しているサイトもたくさんあります。Amazonでもランキングが出てきますね。私の本も入っています。これらに落とし穴があるのを知ってましたか?買い方によっては教則本を買えば買うほど「下手」になります。怖いですよね。
心配無用です。
この記事を読んだ方はその堕落の道から救われたも同然です。
全ての教則本ではありません。
ここで取り上げるのは教則本全体ではありません。「オススメ」の教則本です。
そもそも「オススメ」の教則本を探す時の心理を考えてみましょう。
教則本は多々あります。自分が何を知りたいのかが明確になっていたら、「オススメ」を検索する必要もないでしょう。
例えば、「よし、スケールのポジションをマスターするぞ!」と思ってAmazonのサイトに行くとします。
「これさえ弾いていれば大丈夫!最初から最後まで弾き通せるロッケンロール・ギター!」と言う教則本に目が行くでしょうか?
「スケール・ポジション・マスター」という教則本があれば、それを買おうとするはずです。
主体性の欠如
つまり、自分が何を知りたいのか分かっていない人が、考えることを怠って赤の他人の「オススメ」を知りたがるんです。
そして複数の「オススメ」があるとどれを選ぶでしょうか?
長いネーミングを持つ教則本です。特にタイトルが文章になっている本に飛びつきます。
- 何回繰り返すだけでこうなる!
- 何年後に必ずこうなる!
- 下手な原因はこれだ!
- 最初から最後まで使えるなんとかギター!
- 弾くだけで技術が磨かれる!
教則本を選ぶことすら「楽をしたい」わけですので当然このような本に目が行きます。
行く末
この行動を取るギタリストは将来どうなっているでしょうか?
「僕が凄腕のプロになれた理由は、ネットで知らない人がオススメしていた教則本を何冊も練習したからです!」
と、なるでしょうか?
恐らく数年後も同じ事を繰り返して足踏みしているでしょう。
解決策
この道からギタリストのあなたは抜け出せます。
そのためには「何を知りたいのかを明確」にして下さい。
そして、自分がどんな教則本が欲しいか明確になってからAmazonなどで検索して下さい。スケールの本なのか、カッティングの本なのか、ブルース・フレーズの本なのか?
「それがわかんね~から人に聞いてるんだよ!」
と言うかもしれません。
しかし、人に聞いてませんよね?ネット上の赤の他人があたかも正しい統計データを取ったようなオススメを鵜呑みにしているだけですよね?
もし人に聞くのであれば、「信頼できるギタリストに直接聞いて下さい。」赤の他人ではありません。
そして、知りたいことが明確になり、その内容をカバーしている教則本が多数あり迷ったとき・・・その時にもう一度「その信頼できるギタリストにオススメを聞いて下さい。」しつこいようですが赤の他人ではありません。
まとめ
- 教則本を買うときは赤の他人のオススメを買ってはいけません。
- まず自分の知りたいことを明確にする。
- それができないなら信頼できるギタリストに相談する。
- 明確になったら教則本を探す。
- 迷ったらその信頼できるギタリストにオススメを聞く。
- ネット上の赤の他人が出てくる余地はないと考えて下さい。
日本全国で頑張って上達しようとするギタリストのヒントになれば幸いです。
もし周りに誰もいなければこちらへどうぞトータル・ギター・メソッド
津本幸司