効率の良い練習方法はないものか
どんなに練習しても上手くなったような気にならない・・・・・・悩みますよね。
心配無用です。
この記事を読んだら4倍も効率の良い練習方法が身につきますよ。
結論から言います。
1時間の練習時間があるとします。12分だけ練習したらやめましょう。
これが練習のコツです。
80:20の法則
この方法は80:20の法則(パレートの法則)と言います。仕事や勉強で後半がなかなかはかどらないことがあるでしょう。それもこの法則があるからです。
この法則によると、全体の20%の時間で80%の内容をこなし、残りの80%の時間で残り20%の内容をこなしています。
ギターの練習に当てはめると、最初の20%の時間でやるべき事の80%を練習してるんです。残りの80%の時間は残りの20%を練習してしまってるんです。
このパーセンテージは練習量であったり、消化項目数であったり、解釈の質であったり様々です。だから、1時間、つまり60分の練習時間があるとすると、20%にあたる12分の練習で全体の80%を練習していることになります。残りの48分はたった20%の残りをグダグダ練習していることになります。
こんな無駄な時間を使う必要はありません。
残りの時間は?
では1日1時間しかない人は残りの48分をどう使えばいいのか?スマホのゲームでもしてればいいのでしょうか?もちろん違います。異なる項目を練習すれば良いんです。例えば1時間(60分)しか練習時間がない人が
- 「よし!1時間みっちりスケールの練習するぞ!」と思ったら最初の12分で切り上げます。
- そして、「よし!これからまた1時間カッティングの練習しよう!」と違う項目を開始して12分で終了します。
- 次に「よし!1時間アルペジオを覚えるぞ!」と、始めたらまた12分でやめます。
- 今度は「よし!バンドの曲を1時間しっかり練習するぞ!」と考えて、また12分でやめます。
- 最後に「よし!ロックのフレーズでも1時間掛けて覚えるか!」と、始めて12分でやめます。
こうすると5項目を「1時間ずつ練習しよう!」と思ったので5時間分の練習をやろうと思ったのです。そして、最初の12分で80%を練習しきったことになるので実質48分の価値のある練習をしたことになります。それを別項目で5回繰り返しているわけですので、48分*5項目=240分、つまり1時間で4時間分の練習をしたことになります。4倍です。
不思議ではありませんか?
1時間みっちり練習をやりきった人より、たった12分で練習をやめた人の方が、4倍の練習をこなした事になるんです!私は1994年(当時19歳)にこの方法を知り、合理的に大学生活を送り、バークリー音楽大学でディーン(首席)になりました。(直後に教員にもなりました)
人によっては向き不向きはありますが、試してみる価値はありますよ。
ここで注意!
上記の5項目で毎回「よし!1時間やろう!」と、本気で1時間やろうと考えていることが大事です。最初から12分だけやろうと思って12分間やっても意味がありません。
まとめ
100%練習しようと思って始めたら最初の20%でやめてしまう。そして他の事をまた100%練習しようと思って始めたら最初の20%でやめてしまう。これを5回繰り返すと4倍練習できることになりますよ。
頑張って練習する皆様のヒントになれば嬉しいです。