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スケールを覚えてもアドリブができない理由

アドリブができない

みんな口を揃えて「スケールを覚えたらいい」と言ってる。だからスケール覚えた。なのにアドリブができないのはなぜ?

心配無用です。

この記事を読んだらスケールを覚えてもアドリブができない理由が分かりますよ。

理由

まずアドリブを日本語のスピーチに置き換えてみましょう。

スケール=ひらがな」なんです。

ひらがなを全部覚えても日本語が話せるようにならないんです。

だからスケールだけ覚えてもアドリブなんてできないんです。

単語を覚える必要があります。

単語=フレーズ」です。

理論は?

YouTube動画や教則本で解説している人達は難しい理論を覚えるべきと言っています。

まぁ、そりゃそうです・・・

私も音楽理論の専門家ですので、教育する方としては「覚えなくても良いです」とは言えません。

でも、面倒くさくないですか?

子供の時に

皆さんは子供の頃

「ひらがなの「ま」は「ま行」の最初の文字だな。よし、それを2回連続で声に出すことにより自分の母親を呼び寄せてみよう!

まま~!」

って考えました?

正しい単語の覚え方ではないですよね。

フレーズもこんな風に覚えてはいけません。

解決策

自然に使われているフレーズをマネするんです。最初に言葉を覚えたときもお母さんがしゃべった言葉をマネするところから始めたはずです。日本語を綺麗にしゃべれるようになっているのは、上手にしゃべっているのを聞いて、マネして自分でしゃべれるようになったんです。

つまり、コピーが必要ということです。上手なギタリストが自然に綺麗に使っている簡単なフレーズを、マネして自分で弾いて行くのが一番早いんです。

簡単なフレーズですよ!

最も多い失敗、それは「意味不明なフレーズ(単語)」から覚え始めることです。近年ネット上で素晴らしい?フレーズ(単語)が出回っています。

「わたし東京ニューヨークお・も・て・な・し・・・」

わけのわかんない言葉になっちゃってます。

ひどいのは難しいフレーズ(単語)をテキト〜につなげて高速で弾きまくる人がいます。

「政治経済微分積分無花果浣腸!」

・・・なんじゃそりゃ。

あろうことかYouTubeではそれを丁寧に教えて下さる方もいらっしゃいます。

「せ~じ、け~ざい、びぶんせきぶん、いちじくかんちょ~・・・」

お粗末な結果です。

こうならないために、まずは簡単なフレーズ使いまくりましょう。

ここが大事!

フレーズが弾けるようになったら

「このフレーズにはどのスケールが使われているんだろう?」

と、考えてください。

この時始めてアドリブに応用できるスケールを学習したことになるんです。

まとめ

  • スケールは「ひらがな」のようなもの。
  • フレーズ、つまり「単語」をマネして覚える
  • たくさんマネして使われてるスケールを学ぶ

しかし・・・

皆さんにそんな時間はない・・・。スケールを覚えたらすぐにそのスケールを使ったフレーズが弾けるようになる方法はないか?逆にフレーズを覚えたらどのスケールが使われているかすぐにわかる方法はないか?そして、あらゆるものをもれなく、ダブりなく学習する方法はないかを私は長年考えていました。それを具現化したのがトータル・ギター・メソッドです。スケールを覚えたのにアドリブができない悩みはこのメソッドで一瞬で消えます。

津本幸司

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