何から練習したらいいの?
ギターの初心者の方は何から練習していいのか、練習方法も分からず困りますよね。教室に通う時間もお金もないし、教則本もたくさんありすぎて分からないし、YouTubeのレッスン動画を見てもどれが自分に今必要なのかが分からない・・・
心配無用です。
この記事を読んだら今日やることが分かります。
基礎練習に取り憑かれている
ギターの初心者が何を練習したらいいか分からなくなる理由は「基礎練習が大事という日本人特有の文化に取り憑かれている」からです。
基礎練習が大事なことに間違いはありませんが、「いつ」「誰にとって」「なぜ」「どんな基礎練習」が大事かに気付くステップが必要です。
好きなギタリストのマネをすること
結論を言うと基礎練習を無視して「好きなギタリストのマネをすること」これに尽きます。
ピックの持ち方、コード、スケールなどは後で考えれば良いことです。レッスン動画を観て練習したり、ギター教室に通うのも不要です。
スポーツの学び方を思い出して下さい。
例えば野球。
- テレビで有名選手の活躍を観ます。
- 野球というスポーツに興味が沸きます。
- 友達と野球をします。
- 上手くボールが打てません。
- 憧れの選手の打ち方をマネをします。
- 上手くなりません。
- 憧れの選手の打ち方をするために基礎技術がないことに気づきます。
- 素振りで自習します。
- 上手くなってるように思えません。
- バットが悪いとモノのせいにします。
- 憧れの選手が使っているバットを使います。
- 打てません。
- そもそもバットの持ち方が間違っていたのかもしれないと思い始めます。
- 憧れの選手の持ち方を徹底的に調べます。
- 友達と野球をしてると打てる時が出てきます。
- もっと効率良く打てる方法があるのではないかと思い始めます。
- 自分で調べても分かりません。
- 友達に聞いてもよく分かりません。
- 教えてくれるコーチを探します。
- 「そんなトップ・プロのマネをするのはまだ早い、基礎が大事だ」と教えられます。
- 基礎練習を始めます。
こんな感じではないでしょうか?
この例だと「やはり、基礎から練習するのが正しいんじゃないか?」と思いがちです。
しかし、違います。
気づくまでのステップが必要
基礎が大事だということを、身をもって気づくまでのステップが必要なんです。
本に基礎が大事と書いてあったから練習する。
先生が基礎練習をしろといったから練習する。
すると膨大な数の基礎練習に頭を抱えてしまうでしょう。
優先順位なども分かるはずありません。
これでは上達しません。
しかし、
憧れの○○みたいに弾きたい!でも、散々試行錯誤しても弾けない・・・なぜ? あ!基礎が足りなかったんだ!しかも、基礎練習のこの部分が全くできていないじゃないか!ってゆーかその前にこれができるのが最初だよな!
このように気づいた人はあっという間に上達します。
思い出して下さい
なんでギターを始めたのか思い出して下さい。○○みたいに弾きたい、テレビの○○みたいになりたい、ステージの○○を見てるとかっこいいから自分もやってみたい・・・と、思ったはずです。
○○さんのマネをするのが一番です。どんなに難しいことでもやるべきです。まず、その人の映像を見て、音源を聞いて、楽譜を見て、無茶苦茶でも良いからマネして下さい。
「いつ」「誰にとって」「なぜ」「どんな基礎練習」が大事かに気づきますよ。
「ギターを始めて半年経った」「自分にとって」「憧れの○○のように弾くために」「スケール練習を毎日やること」が大事なんだ!・・・と言う具合に。
まとめ
ギターの初心者の練習方法は「好きなギタリストのマネをすること」。
最初から基礎練習をする必要はありません。基礎練習が必要な時は自分の経験が気づかせてくれます。
津本幸司
これが教則本選びの結論トータル・ギター・メソッド