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ギタリストがヴェルディから学ぶこと

ヴェルディ

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知ってますよね。オペラをたくさん書いた人です。
学ぶ事が多そうです。
では何を学びましょうか。

心配無用です。

この記事を読んだらヴェルディ何を学ぶかが分かりますよ。

はじめに

私達、東京藝術大学の出身者がヴェルディについて語り出すとキリがないことはお分かりの通りです。このブログを藝大関係者が読んでいることも知っていますので、お断りしておきますが、ここでは若いギタリストにとって今すぐ有益な情報だけ抜粋します。目的は史実の紹介ではなく、若いギタリストの成長です。

今でも演奏されるオペラから学ぶ

大合唱でドラマチックなオペラをたくさん書いています。すごいのは現在でもほとんどが毎晩のように世界中で演奏されているところです。モーツァルトですらせいぜい3つくらいでしょう。何度か観に行っていますが、東京ドームでやったり、チケットが6万だったり、規模もすごいんです。

私達ギタリストも後世が毎晩弾いてくれるような曲を残したいですね。

マイノリティ題材から学ぶ

オペラというと、男と女がいて、どちらかが嫉妬して、殺して、あぁ私も悲劇だわぁというのがほとんどですが(怒られるかな)、ヴェルディが題材にしたのは社会的マイノリティでした。売春婦、障害を持った人、殺し合う兄弟などです(ちょっと簡略化しています)。こんな繊細な題材を見事に劇的なオペラに仕上げています。

私達ギタリストも常識とはかけ離れた題材を見つけて傑作を作りたいですね。

国民から愛されることから学ぶ

ヴェルディの曲は第二の国歌とされています。イタリア統一運動の時代だったので、こんな曲を書いたヴェルディは国王のように愛されていました。

私達ギタリストも日本人全員に喜ばれる音楽が作れるといいですね。

憩いの家から学ぶ

ヴェルディは全財産をはたいてミラノに巨大な家を建て、「音楽家の憩いの家」として今でも引退した音楽家の住まいになっています。

私達ギタリストも引退したギタリストの住まいが建てられるほど裕福になれればいいですね。

まとめ

後世の人が毎日演奏してくれる曲を書いて、常識破りの題材で傑作を作り、国民から愛され、後継者のために全財産を使う・・・こんなヴェルディから学べればいいですね。

若いギタリストがクラシックに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

津本幸司

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