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これぞ定番スウィープ・アルペジオ3選!

スウィープ

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ご存知「スウィープ」とは、アルペジオをスムーズに弾く定番の方法ですね。
でも、どれから練習して良いか分かりませんよね。

心配無用です。

この記事を読んだら定番のスウィープ・アルペジオ3選が分かりますよ。練習して頂きたい順にベスト1から書きます。

ベスト1

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まずはスウィープ・ピッキング・アルペジオの最初に弾くパターンで、上級者がいつまで経っても上手く弾けないパターンです。最初に考えておくべきなのはスウィープ・ピッキング・アルペジオは「速く弾くための手段ではない」ということです。「エコノミー・ピッキングでスムーズに弾くための方法」です。よくあるスウィープの悪い例として、ピックを寝かせて次の弦にもたれかかるようにベレベレッベレベレベレッ・・・と無茶苦茶なリズムで弾いてしまう人がいます。これではスウィープのまねごとになってしまいますので、ゆっくりエコノミー・ピッキングでピックを寝かせないようにして弾きましょう。このパターンでは右手に集中して下さい。

余談ですが、まだインターネットがそこまで普及していない20年前に雑誌社からの依頼で、このパターンを1回だけ動画に取らせて欲しいとのことでした。お引き受けしました。撮影時間が1秒、報酬は2万円でした。

「と、いうことは日給は5億円?!」

と思ってニヤけた記憶があります。

ベスト2

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次はベスト1のパターンの1弦を2フレット分ずらしたパターンです。小さな変化だけですが、小指をストレッチさせるとリズムが乱れやすく、さらにプリング・オフがあるので注意が必要です。

ベスト1とベスト2両方に共通する注意点ですが、4、3弦の14フレットの「分離」が大切です。初心者に弾かせると10人中8人がこの14フレットの分離ができず両音同時に鳴ってしまいます。このパターンでは左手に集中して下さい。

ベスト3

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最後はCのトライアドです。低いフレットですのでストレッチも大変ですし、何よりも4,3,2弦が同フレットですので「分離」が大変です。上昇時は弾き終えた弦を右手の手刀でミュートして分離可能です。難しいのは下降時です。あらかじめ2弦を中指の腹で押さえて、3,4弦を順に押さえる必要があります。さらに弾き終えた弦をミュートするのが困難です。無理して指を反り返らせるようにせずに、自分の「皮膚の具合」を考慮して工夫して下さい。

まとめ

定番のスウィープ・アルペジオ3選でした。スウィープ・ピッキングは変なクセが付くと取りにくいので独学で学習せずに信頼できるギタリストに確認してもらって下さい。

トータル・ギター・メソッドでは12編の構成するテクニック編とアルペジオ編にてスウィープ・ピッキングを習得して頂きます。上記はアルペジオ編を構成する100コンテンツから47番と48番を抜粋しました。

津本幸司

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