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勘違い音楽理論

どっちが正しいんですか?

音楽理論でよく聞かれる質問です。
どっちが正しい、どれが正しい、どれを選ぶべきか・・・
そもそも全部勘違いです。

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心配無用です。

この記事を読んだら何がおかしいか分かりますよ。

結論

選択肢が二つある時
音楽理論では「どちらかが正しい」という考え方はしないんです。

例えば

キー=C、G7のコードがあります。
この上にアドリブで弾く音を次の2つから選んで下さい。

  1. G
  2. A♭

この場合、ほとんどの人が1.Gが正解、2.A♭が間違いと答えます。
理由を聞かれたら
だって、コードトーンどころか、コードのルートだから絶対に合うから正しい。A♭なんてルートの半音上だから汚いに決まってるから間違い」

そんな理論ないんです。

ネットとかでそんな解説している人がいたら音楽理論を知らない人です。

ちなみに、私なら2.A♭を選びます。
理由を聞かれたらこう説明します。
「G7に対する♭9を弾くことでオルタード・スケールでオルタード・スケール、もしくは半音上のディミニッシュ・アルペジオを使ったフレーズになります。そこからCマイナーに解決しそうな流れを作って、E音で解決すると同主調間を動き回るような雰囲気が出せると思います。1.Gなんてベーシストを含む伴奏が弾いてる訳ですし、アドリブで選ぶ必要ないと思います。」

これは個人的な趣味です。

線を引いてはいけない

識別境界線、つまり正解と間違いの線を引いてはいけないんです。

2つの選択肢がある時、「どちらかが正解!どちらかが間違い!」と考えること自体ナンセンスです。どちらかを選ぶことが適切な判断となることもあれば、適切じゃないと感じることもあるんです。

迷惑メールだと

Amazonからの広告メールは迷惑ですが、Amazonからの商品を発送連絡メールは必要ですね。
Amazonからのメールを全部迷惑メールに振り分けられたら困ります。だからと言ってAmazonからのメールを全て必要なメールとされても困ります。

今のメールソフトはちゃんと学習してくれますが、昔のメールソフトは「Amazonは迷惑メールですか?違いますか?」と聞かれてクリックさせられていました。

つまり「雑な識別境界線」を無理矢理引かされていた訳です。

音楽理論でこんなことをやってはいけません。

まとめ

音楽理論では「どちらかが正しい」という考え方をしないということだけ伝われば嬉しいです。

初学者を応援しています。

津本幸司

あのボッタクリ教材と、このボッタクリ教材。選ぶのはあなた。