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ギタリストは夢にリアルな脚本を書くべき

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若・・・

ご相談にお見えになる方が、ご自身の夢を語って下さることがしばしばです。
そして最後に

「ホントに夢物語ですが・・・苦笑」

みたいなこと仰います。
いえいえ、全然足りません!
なんのことか分かりませんよね。

心配無用です。

この記事を読んだらその夢物語に何が足りないか分かりますよ。

結論

ギタリストは夢にリアルな脚本を書くべきなんです。

ほんわかした夢物語では不十分なんです。
似た内容の記事はたくさん書きましたが、今回は思いっきり具体的にすることに焦点を当てます。

悪い例

10年後くらいに千人くらいのライブができるようになりたい!

これは具体的なようで具体的ではありません。もっとリアルな脚本を書くべきです。

まぁまぁな例

2029年までに千人のライブを東京でやる!

悪い例の「くらい」という曖昧さが消えたのでまぁまぁリアルですが、まだまだ全然足りません。

オーケーな例

2029年5月1日に東京のライブハウスを満席にした1200人のライブをする!

このくらい具体的になってたらオーケーですが、まだまだリアルな脚本とは言えません。

ベストな例

2029年5月1日は自分にとって初の千人超のライブの日。場所はお台場。すでに18時開演のチケット1200枚は売り切れている。その日の朝起きると青空が広がっており、彼女が入れてくれた珈琲を飲みながら新聞を読む。軽くシャワーを浴びて、着替え終わったら、美人マネージャーが赤いベンツで迎えに来る。「体調はどう?」と聞かれるので「ばっちり」と答える。会場に着くとローディー達が機材を準備してくれている。楽屋でストレッチをした後サウンドチェックに向かう。クリーンサウンドでEm11のコードとDm9のアルペジオをサラッと弾く。そしてクランチにしてブルージーなリフを弾いた後、深く歪ませてテクニカルなフレーズを確認。ディレイの深さなどをPAさんと確認したら、メンバーに登場してもらう。メンバーがサウンドチェックしている間は楽屋袖で待機、今まさに数年前の夢が叶おうとしていることに涙しそうになるが我慢する。サウンドチェックが終わり数曲のリハーサル。お客様がいない状態で響きすぎる会場に不満を抱きながらも、PAさんの「今、こんなんですがお客さん入ると音吸われますんでね!」の言葉に安心する。リハーサル終了後はNHKの取材。それが終わると音楽雑誌の取材。そして開場すると満席なはずなのに開演時間になっても空席が見える。マネージャーに「なんで空席が?」と苛立ちながら聞く。すると舞台監督がタタタタッとやってきて「すみません!ゆりかもめ(電車)に遅延があるらしく、お客さん時間通りに来られないそうなんで10分押しで!(10分遅く始めるということ)」と、言う。
18時10分・・・「お願いしま〜す!」のコールの後、ギターをローディから受け取ってステージにでる。そしてシールドを繋いでもらい、ドラムのカウントの後、最初のAのコードをピッキングする瞬間に会場の照明が一気に明るくなる。

 

ここまでリアルな脚本を書くべきです。上記でも簡略化しているくらいです。自分の髪の長さ、最前列のお客さんの年齢や顔まで細かく設定すべきです。こうすると自然に自分や周りがそのリアルな脚本を具現化するために動いてくれるんです、っていうか動いてしまうんです。

(ちなみに私は1994年大学入学時に上記のリアルな脚本を書きました。1999年実現しました。上記のマネージャーは、さっき娘の朝ご飯作った後、ゴミ出しに行ってました。)

まとめ

ギタリストは夢にめちゃくちゃリアルな脚本を書くべきなんです。
必ず!その通りになりますから、騙されたと思ってやってみて下さい。
夢追いギタリストを応援しています。

津本幸司

夢を叶えるためのステップを全てトータル・ギター・メソッドにまとめました。