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【意外な結末!】慎重なギタリスト vs 軽率なギタリスト

勝負

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この勝負どちらが勝つと思います?
慎重なギタリスト vs 軽率なギタリスト

心配無用です。

この記事を読んだらどちらが勝つか分かりますよ

結論

軽率なギタリストの圧勝です。

言葉

「慎重」「軽率」の2単語を並べると「慎重」は良い感じで、「軽率」は悪い感じがしますよね。でも「慎重」というのはとにかく遅いんです。慎重にやってたらいつまで経っても上達しません。

ペンタトニック・スケールを勉強しているとしましょう。

慎重なギタリストは

「ん〜、6弦5フレットのAの音から始まるのがペンタトニック・スケールか。なるほど。しかしこれはタダのペンタトニック・スケールではなく、マイナー・ペンタトニック・スケールなんだなぁ。ふむふむ。マイナー・ペンタトニック・スケールはナチュラル・マイナー・スケールから2度と6度を抜いたスケールだから、Aマイナー・ペンタトニック・スケールだとB音とF音を抜くのか。そうか。じゃあ、B音が6弦7フレットにあるからそれを弾かないわけだな。次の音はその半音となりのC音になる訳だ。おっといけない・・・フィンガリングの注意点を無視するところだった・・・指先でしっかり押さえて・・・よし、できるようになってきたぞ!慎重にいかなければ!」

と、なります。

遅いんです、長いんです、時間が掛かるんです、焦れったいんです。

この慎重なギタリストが上手にアドリブできるようになるのは来世になるかもしれません。

軽率なギタリストは

「お、かっけ〜フレーズじゃん、ペンタかポンタか知らね〜けど、マネしよ!」

と、なってペロペロ弾き始めます。

早いんです。

この軽率なギタリストが上手になるのはアッと言うまでしょう。

実例

私も驚いた例です。大学1年生がISMギタリスト養成所の体験レッスンに来ました。ピッキングもちゃんとできない初心者です。圧倒的なオーラを感じました。とにかく、アスリート並みのやる気でした。私はすぐに入会許可を出しました。そうするとすぐに予約をドバッと入れてきました。そして、2018年2月2日に初回のレッスンをしようとすると、まだ1音も弾いてないのに

「軽音部のリード・ギターをやることになりました!合宿までに弾けるようにしたいです!」

と、言うのです。いくらなんでもまだ弾いてないわけですから、早いにも程があると思うところですが、私は彼の「軽率」な行為に感激しました。1曲のリードを丸々担当するそうです。そして私は、まあ1曲だし、きっと「夏の合宿」だったら間に合うだろうなぁ・・・と思いながら、一応その軽音部の合宿がいつか聞いたら・・・

「2月11日からです!」

うそ・・・10日もない・・・

さすがに焦りました。

それがですね・・・できるようになるんですよね、これが。

こんな人はあっという間にプロになるでしょう。ギタリストたるものこのくらい「軽率」な行動が必要なんです。「慎重」にちまちまやってたらダメです。

まとめ

慎重なギタリスト vs 軽率なギタリスト

この戦いは軽率なギタリストの圧勝です。若いギタリストの皆さんは慎重にならずに「軽率」にやっちゃって下さい。応援しています。

津本幸司

魔法ではありません。上達するならトータル・ギター・メソッド

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