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苦手克服!ギタリストの会話術

ご相談頂きました

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(ブパパブパパ・・・)

バンド内はもちろんのこと他の人との会話が苦手なんです。何を言っても分かってもらえないんです。どうやったらちゃんと会話ができるようになりますか?」
この方は会話が苦手だからこの先ギタリストとして活動する障害になるのではないかと心配しておられました。
確かに会話が苦手なのってネットワーク作りの障害になりますよね。

心配無用です。

この記事を読んだらすぐに上手に会話ができるようになりますよ。

そもそも

そもそも考え方が間違ってるんです。
この方は
「会話が苦手」=「何を言っても分かってもらえない」
と、考えています。
「何を言っても分かってもらえない」ことを心配するべきなのは「会話が苦手な人」ではなく「スピーチが苦手な人」です。そもそも「会話」をしようといしてないからできないんです。

トランシーバー

昔、トランシーバーというのがありました。詳しくありませんが今でもあるのでしょう。使い方は簡単。

  1. 話したい相手が特定のチャンネルで待機していますので、自分は相手と同じチャンネルに合わせます
  2. 電話と違って、話すことと聞くことが同時にはできません。自分が話し終わったら「どうぞ」と言って、相手が話し始める。相手が話し終わって「どうぞ」と言ったら自分が話し始める・・・

これを繰り返します。

このトランシーバーのやりとりこそが会話です。

応用

原理をギタリストの会話に応用しましょう。まず1番目に何をするでしょうか?

その通り!
「相手のチャンネルに合わせるんです」
これが何よりも大切です。具体的には「相手がこういう人だから、こういう会話をこのようにしたらいいだろうな」と考えることがチャンネルを合わせるという行為です。会話が苦手な音楽家を見ているとそもそも「相手のチャンネルに合わせる」ことをやろうともしてないんです。全ての人に同じように自分の言いたいことだけをしゃべりまくっています。これでは会話になりません。チャンネルが合ってないトランシーバーは相手には聞こえてないんです。

2番目にするべきなのが
どうぞ」のやりとりです。
トランシーバーのように実際に話し終わったら「どうぞ」と言う必要はありませんが、自分の中で考えるべきです。

  • 「今自分が話す時だろうか?聞く時だろうか?」
  • 「今自分は相手に「どうぞ」と言われたことを確認して話してるんだろうか?」
  • 「自分は話し終わった後に相手に上手く「どうぞ」と伝えられただろうか?」

 

これを考えるだけで会話が格段に上達します。
これを考えずひたすら自分が言いたいことをしゃべり続けても会話にはなりません。

ご相談者

(この方にも今日のブログでこの記事を書くことをご了解頂いています。)
この方はご相談の時間の最初から最後までずっと「会話が苦手だ」「何を言っても伝わらない」「なんとかしてくれ」と繰り返し私に訴えかけていました。つまり、上記の1番目、2番目が両方できてないんです。私のチャンネルにも合わそうとしなければ、「どうぞ」を言おうとせず、自分だけが延々としゃべってるわけです。もちろん、私の方からチャンネルを合わせて、私から「どうぞ」のやりとりを始めましたので「会話」が成立しカウンセリングも無事終了しました。もちろん、内容も分かって頂き現在進行形で「会話」にトライしているようです。

まとめ

いかがでしたか?
会話が苦手なギタリストは2つのことを実践して下さい。
「相手にチャンネルを合わせる」
どうぞのやりとりを考える」
これで会話が上達します。

悩めるギタリストを応援しています。

津本幸司

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