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【ハンマリングとは】今さら聞けないシリーズ

ハンマリング

正確には「ハンマリング・オン」と言います。言い方はともあれ「ハンマリングって何?」って今さら聞けないですよね。

心配無用です。

この記事を読んだらハンマリング・オンが何か分かりますよ。

定義

特定の弦で 1 つの音を弾いてから押弦することだけで、ピッキングすることなく音を鳴らす弾き方 。

例えば

例えば1弦5フレットを弾いた後に、7フレットを他の指で「叩くように押さえる」ことだけで、ピッキングすることなく音を鳴らすのがハンマリング・オンです。

具体例

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この譜例はトータル・ギター・メソッドのテクニック編T015から1小節抜粋したものです。

最初の3音の場合は人差し指で 5 弦 3 フレットを弾いた状態から弦の振動を保ったまま中指で5フレット、小指で7フレットを順に押さえます。これがハンマリング・オンです。
Hammering Onの頭文字である「H」のマークが出てきたらハンマリング・オンすると覚えて下さい。

この時の注意点として、ハンマリング・オンした後に人差し指や中指を離してはいけません。つまり、写真のように小指を押さえ終わった時には人差し指と中指がまだ押さえたままになります。

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ハンマリング・オンの利点

なんでハンマリング・オンなんてするんでしょうか?

それはレガートになるからです。

ピッキングによる「弾き直した感」がなくなります。

ハンマリング・オンの欠点

ハンマリング・オン後の音はピッキングせずに、1つ前の音の振動を利用するので、どうしても小さくなってしまうんです。具体例のように2回連続でハンマリング・オンがあると音が消えてしまうこともあります。

なので、なるべく「素早く」「強く」ハンマリング・オンすることで前の音が小さくなりすぎないように注意しましょう。

まとめ

ハンマリング・オンとはで、特定の弦で 1 つの音を弾いてから押弦することだけで、ピッキングすることなく音を鳴らす弾き方です。利点と欠点を理解して練習頑張って下さい。

頑張るギタリストを応援しています。

津本幸司

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