聴音・読譜
音楽を聴いたらすぐに再現できる技術って欲しいですよね。
そのためにはイヤー・トレーニングをする必要があります。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストのイヤー・トレーニング方法が分かりますよ。
結論
6種類あります。
ディクテーションとリーディングを、リズムと旋律と和音で行います。
なんのこっちゃ?
ディクテーションとは
ディクテーションとは聴いた音を書き取る作業を意味します。例えば「ドレミ〜」と流れていたら、楽譜に「ドレミ〜」と書き取るわけです。最初はリズムだけを書き取るようにして下さい。慣れたら音名に挑戦です。メジャー・スケールから始めるのがいいでしょうか。その後にアルペジオ、慣れたら簡単なフレーズに挑戦するといいでしょう。そして、ナチュラル・マイナーで同じことをします。その後、ハーモニック・マイナーや7つのモードでも同じようにしながら、フレーズの難易度を上げていくといいでしょう。
上記は旋律のディクテーションですが、それを和音でも行います。ドミソが同時になっていたら、それを書き取るんです。メジャー・トライアドから始めるのがいいでしょう。その次にマイナー・トライアド、次にディミニッシュとオーギュメント。それら4つに慣れたら7thコードに挑戦です。キー=Cのダイアトニック・コード7つでいいでしょう。その後に「コード進行」の書き取りに挑戦して下さい。
リーディング
リーディングとは文字通り「読む」と言うことです。楽譜を声に出して読んでゆきます。最初はリズムだけでいいでしょう。「ドレミ〜」と書いてあったら「タタタ〜」とリズムを読んでゆきます。慣れたらシラブルと言って「ドレミファソラシド」の音名を言いながらピッチを無視してリズムを読みます。慣れたらピッチを付けてゆきます。これを和音でも行います。もちろん和音は歌えませんので、「ドミソ」と和音が書いてあったら、低い音から「ド・ミ・ソ」と読めばオーケーです。
自分じゃ無理?
そりゃそうです。私達バークリー音楽大学や藝大出身者は血を吐くようなトレーニングを積んで大学に入学して、さらに大学入学後に何年もトレーニングさせられるんです。独学でチョロっとやってマスターできるようなものではありません。
まとめ
イヤー・トレーニング方法の6種類でした。
私でも個人に合わせて「今後このようにトレーニングをしてゆけば良いですよ」というアドバイスが4時間掛かるんです・・・
ISMギタリスト養成所の生徒は全員やっています。
お近くに音大出身者がいる方はトレーニング方法のアドバイスを貰って下さい。
注意!いいですか?!音大出身者限定です!東大出身者の言うことでも聞いたらダメですよ!これは正統な音楽教育をトップレベルで受けた人限定で伝授できるものだからです。ネット上のほとんどのアドバイス、及びアドバイスしている人の【音楽の学歴】が論外です。
津本幸司