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内緒で公開!バークリー音大のコードの期末試験

バークリー音楽大学

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1994年に学校に来た先輩のサイン貰った。いいだろ、珍しいだろ

バークリー音楽大学とは、あのボストンの名門ジャズ音大です。どっかのムカつく日本人ギタリストが主席で卒業してますよね。(えっと、トモさんじゃなくて津本幸司のことですよ!トモさんは尊敬する直接の先輩です!・・汗)

期末試験の内容・・・見たいですか?

心配無用です。

この記事を読んだら、バークリー音楽大学のコードの期末試験の内容が分かりますよ。

結論

これ、実は内緒でもなんでもないんです。分かってるのに弾けないんです・・・その中でも一番簡単なヤツ、つまりバークリー音楽大学ギター科の1年生の1学期のコードの期末試験です。私自身これを弾くのは良いんですが、試験官として聴くのが嫌いです・・・飽きるし。(ちなみに今年の出題がこれかは分かりません。現地の後輩達は信用しないように。あくまでブログのネタです)

これ

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1,2,3弦でトライアド(三和音)を1つ押さえて、3度ずつ下降するんです。丸暗記すればいいだけの結構簡単な課題に見えます。だけどこれが、ものすごい数あるのと、何のキーが出題されるか分からないので、コードとして丸暗記するのではなく「原理」を覚えないと後々自分の首を絞めることになるんです。

原理

ダイアトニック内のコードを3度上昇させると構成音が1つだけ変わります。例えばCからEmに上昇する時は構成音のC,E,GからB,E,Gになるため、構成音の1つだけが1ステップ下がるんです。(「ステップ」とはダイアトニック内の半音や全音の移動のことを意味します)続くGに上昇する時はB,E,Gだった構成音がB,D,Gになります。次のBdimではB,D,Fになります。このように1つずつ変わっていくんです。

さらに面白いのはステップ下げる「弦」がパターン化されることになります。CからEmに行く時は2弦、続くGに行く時は1弦、Bdimに行く時は3弦、Dの時は2弦、Fが1弦、Amが3弦・・・という流れです。

これらの原理を覚えないと試験官に「じゃあ、キーF#で」って言われたときにパニックになります。

教訓

期末試験なので教訓もへったくれもありませんが、これから学べることはコードというのは丸暗記するものではないと言うことです。原理を覚えないと応用が利かないということを知って下さい。

ちなみにこれを2,3,4弦や、3,4,5弦、4,5,6弦でやらされるのはもちろん、1,3,4弦などのオープン・ボイシングでもやらされるんですよ・・・地獄です。

まとめ

コードの構成音の原理を覚える方が、コード丸暗記より応用が利きます。上記例くらいは弾けるようになっておくと良いかもしれませんね。

ちなみにトータル・ギター・メソッドドには当然この学習内容が全て含まれています。容赦なくバークリー音楽大学のレベルを身に付けて頂きます。

津本幸司