アーミング
今さら「アーミングってどうするの?」って聞けないですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら「アーミング」の方法が分かりますよ。
定義
まず、アーミングとはアームを使ってピッチを上げ下げする奏法です。大きくピッチを下げる「アーム・ダウン」、ピッチを上げる「アーム・アップ」、ビブラートを掛ける「アーミング・ビブラート」があります。
アーム・ダウン
1音弾いてからアームを持ってネック側に押し込むとピッチが下がります。これが「アーム・ダウン」です。通常、ギターのピッチはチョーキングなどで上げることはできるのですが、下げることはできません。しかし、アームによってこれが可能になるんです。つまり「ギターなのにピッチを下げることができるの?!」という驚きのサウンドになるんです。
アーム・アップ
1音弾いてからアームをもってネック側に持って来てからボディから遠ざけるように引っ張ります。これによりチョーキングでは不可能なレンジでピッチを上げることができます。スティーヴ・ヴァイのようにアームをボディのブリッジ側に持って来て押し込むことでピッチを上げるギタリストもいらっしゃいます。もちろん「ショー」としては良いのですが、コントロールが難しいでしょう。
アーミング・ビブラート
右手でアームを握りしめるのではなく、 薬指と小指を曲げた第一関節と第二関節の間の隙間で「あそび」を持たせながら ヴィブラートを掛けるのがポイントです。
これによりピッチが変化してない時間、 つまりピッチが安定している時間の方がピッチが変化している時間より長くなり 安定します。
アーム・ダウンしてからピッキング
この譜例はトータル・ギター・メソッドのテクニック編「アーミング」からすこしだけ抜粋したものです。特殊奏法ではありますが、頻出ですので覚えておいて損はないでしょう。アーム・ダウンしてピッチを下げた状態でピッキングしてから、アームを元に戻すことでターゲットのピッチに持って行くという方法です。
間違い
アームは「グルグル回すもの」ではありませんよ。構造上アームはグルグル回るようになってますし、スティーヴ・ヴァイ等がショーとしてやってるので、初心者の方でグルグル回すものだと思ってる人が多いんです。(私も中学生の頃、回してました・・・)そうではなく、押し込んだり、引っ張ったり、揺らしたりするものです。
まとめ
アーミングとはアームを使ってピッチを上げ下げする奏法です。大きくピッチを下げる「アーム・ダウン」、ピッチを上げる「アーム・アップ」、ビブラートを掛ける「アーミング・ビブラート」があります。特殊な使い方も含めて練習すると演奏の幅が広がるでしょう。
独学ギタリストを応援しています。