ギタリストの悩み解決

津本幸司がギタリストの「困った」を解決します。

意外と知らないオルタネイト・ピッキング

常識?

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「オルタネイト・ピッキングなんて知ってるよ!ダウンとアップで交互にピッキングするだけでしょ?んなもん、高校生でも知ってるよ!」

と、言われそうです。

ホントですか?じゃあオルタネイト・ピッキングって何種類あるんでしょうか?
ウゥ・・

心配無用です。

この記事を読んだら意外と知らないオルタネイト・ピッキングの難しさが分かりますよ。

種類

6種類もあるんです。

「あれ?ダウンとアップだけだから2種類じゃないの?」

と思いますよね。

複数の弦がある

確かに1本の弦でオルタネイト・ピッキングをするとダウン・ピッキングとアップ・ピッキングの2種類しかありません。しかし、弦は複数あります。1つ音を弾いたら次に弾く弦が同じ弦だという保証はありません。ダウン・ピッキングした後に1つ高い弦に移動する時は一旦次に弾くべき弦を跨いでからアップ・ピッキングしなくてはいけません。アップ・ピッキングした後に1つ高い弦に移動する場合は、今弾いた弦を跨いでから高い弦をダウン・ピッキングしなくてはいけません。反対にダウン・ピッキングした後に1つ低い弦に移動する時は、今弾いた弦を跨いでから低い弦をアップ・ピッキングします。アップ・ピッキングした後に1つ低い弦に移動する時は、次に弾く弦を一旦跨いでからダウン・ピッキングします。これで合計6種類になります。

ホントはもっと

実際には弦の移動自体が「1本高い弦」や「1本低い弦」である決まりもありませんので、2,3本弦を跨ぐこともあります。これもオルタネイト・ピッキングの種類と考えるとかなりの数になります。

分かっておくべきこと

初心者の方が分かっておくべきことは「オルタネイト・ピッキングをマスターするのは難しい」ということです。浅すぎる、深すぎる、強すぎる、弱すぎる、擦ってしまう、アングルが付きすぎるなど、様々な問題が起こります。

私自身、24歳の時に発売したデビュー・アルバムの録音時にオルタネイト・ピッキングの難しさに悩まされました。バークリーを主席で卒業し、オルタネイト・ピッキングには圧倒的な自信があったのですが、その時の自分の将来が決まるようなシビアな録音環境において「一切の妥協を許されない!」と思いながら弾くと、オルタネイト・ピッキングの細かい粗が見えて来たんです。

「ダウンの次にこの弦をアップで弾く時にピッキングが深すぎるなぁ・・・なんでこんな時にこんな初歩的なこと練習してるんだ・・・」

と、泣きながら練習する毎日でした。

初心者の方にオススメしたいのは「ゆっくり丁寧に練習する」ことです。結局こんなに拍子抜けするほど基本的な助言にしかならないんですよね。でも、それに尽きると思います。

まとめ

オルタネイト・ピッキングの本当の難しさってあまり知られてないんです。私のようにプロになってから苦しい思いをする前に、初心者の段階でゆっくり丁寧にオルタネイト・ピッキングを練習して下さい。

(そして中・上級者のあなた・・・今ゾッとしてるでしょ?!今すぐ隠れて練習して下さい)

初心者の方は自分1人ではちゃんとできているのかどうか不安だと思います。そんな不安を解消するために、「これに従って練習すれば安心!」というメソッドが作れないか長年考えていました。そして遂に!完成したのがトータル・ギター・メソッドです。私のギター教育の集大成です。

津本幸司

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