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【ギタリスト必見】正しいアドリブの考え方

アドリブ

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これは私はアメリカ、イタリア、中国の音楽大学で行うアドリブについての講義のダイジェスト版です。アドリブとは即興演奏のことです。つまり、今弾くことを今考えて即興で弾くんです。これ勘違いしている人が多いんです。自分が勘違いしてたら・・・怖いですよね。

心配無用です。

この記事を読んだら、正しいアドリブの考え方が分かりますよ。

先を考える

先を考えて、弾かなくてはいけません。今弾くことを今考えてたら遅いんです。お客様が聴いてるタイミングより前に頭に流してく必要があります。なぜならばアドリブのゴールはあたかも前もって作曲されたかのような演奏をすることです。お客様にとってみたら即興で弾いてても、昨日考えたことであっても、10年前に誰かが弾いた内容であっても関係ないんです。ただ良い音楽を聴きたいだけですしね。

それではレベル別にやっちゃいがちな考え方を見て行きましょう。

超初心者

「あ、今AmコードだからAマイナー・ペンタトニック・スケールを弾こう!」

これでは手遅れです。

初心者

「次の小節はAmコードだな。じゃあ次の小節でAマイナー・ペンタトニック・スケールを弾こう!」

これは、次の1ステップを見てるだけです。これではたりません。

中級者

「次の4小節はAm E7 Dm7 G7 だからこのフレーズを弾きながらクロマチック・アプローチをして行こう!」

まぁ、ある程度先を考えられてると思います。

上級者

「このコード進行の後半で盛り上げて終わりたいから、このような流れを作って弾こう!」

そうそう、このくらい先を見ましょう。

プロ

「このようなアドリブをしよう!」と、曲が始まる前に決まっています。

まとめ

アドリブは今弾くことを今考えるのではなく、先を考えてから弾きましょう。

津本幸司

フレーズの構築方法などはトータル・ギター・メソッドにて。

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