ギタリストの悩み解決

津本幸司がギタリストの「困った」を解決します。

99%のギタリストが知らない【2種類の歪み】

2種類の歪み

私、津本幸司は現在東京藝術大学大学院博士課程でギターの歪み音色の研究をしています。

さて、99%のギタリストが知らない【2種類の歪み】があるんです。しかも、アナタは両方とも必ず使ったことがあります。オーバードライブとディストーションなんていうチンケな種類分けじゃないですよ。

知りたいですよね。

心配無用です。

この記事を読んだら、99%のギタリストが知らない【2種類の歪み】が分かりますよ。

永久保存版です。

結論

①線形歪み

②非線形歪み

以上です。

なんのことか分かりませんよね。1つずつ見て行きましょう。

①線形歪み

線形歪みとは新たな周波数が加わることなく振幅が変化することを意味します。例えば、587Hzの音が「ピ〜」と鳴っていたとしましょう。その587Hzがそのまま大きくなることを意味します。そうなんです、ただのボリューム操作なんです。これが線形歪みなんです。

以下の図は横軸が周波数で縦軸が振幅です。図中の数字は倍音の番号を意味します(1は第一倍音、2は第二倍音など)。

 

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これが元で

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こうなるのが線形歪み

ギターの音には倍音が含まれます。587Hzは1弦10フレットのD5音です。これを弾くと整数倍の成分も含まれちゃってるんです。つまり、1174Hz、1761Hz、2348Hz・・・など。その状態から1761Hzだけをちょっと大きくしたりするのも線形歪みです。そうなんです、ただのイコライザー(EQ)操作なです。これも線形歪みなんです。

この2つが99%、いや99.9999%のギタリストが知らない事実です。ボリューム・ペダルやEQを触って「俺は歪みを操作してるぜ」と言うのは違和感あるかもしれませんね。でも「線形歪みを操作」してるんです。

②非線形歪み

非線形歪みとは新たな周波数成分が発生することを意味すします。例えば、587Hzの音が「ピ~」と鳴っていたとしましょう。なんかの操作をして587Hz以外の成分が生まれたら非線形歪みです。587Hzの整数倍の成分である1174Hz、1761Hz、2348Hzなどの倍音が生まれたり、全然関係ない600Hzが生まれたりもします。そう、これを操作するのが私達がよく使うディストーションやオーバードライブやファズです。

つまり私達が普段「歪み」と言っているのは「非線形歪み」を意味している訳です。

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これが元で

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こんな感じで新たな周波数が生まれるのが非線形歪み

注意!

ここで大きな注意点です。これが毎回説明が面倒なところなんですが、普段私達が使ってるオーバードライブやディストーションは非線形歪みだけではないんです。線形歪みも含まれるんです。元の周波数自体も大きくなったりするからです。上記の非線形歪みの場合も元と比べると「1」も大きくなってるでしょ?

どのオーバードライブとディストーションにどれだけ線形歪みがあって、どれだけ非線形歪みがあるか・・・これを定量化する方法・・・研究中です。ご意見、ご質問ドシドシお待ちしています。(残念ながら、トータル・ギター・メソッドのご購入者様限定ではあります)

まとめ

99%のギタリストが知らない【2種類の歪み】は

①線形歪み(ボリュームペダルやイコライザー)

②非線形歪み(オーバードライブやディストーション)

でした。

ただ、「歪みのエフェクター貸してくれ!」と言われてイコライザー渡したら友達なくしますよ(笑)

津本幸司

トータル・ギター・メソッドをお求めになってこのような知識も身に付けて下さい!

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