ギタリストの悩み解決

津本幸司がギタリストの「困った」を解決します。

実は知らないペンタトニック・スケール

ペンタトニック・スケールとは?

なんかよく聞く名前ですよね。実はこの質問に答えられる上級者・・・少ないんです。

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心配無用です。

この記事を読んだら初心者の方はペンタトニック・スケールが何かがわかりますよ。
そして、基本的には初心者の方のためにお答えしますが、上級者の方もバレないように横目で読んで下さい。

簡単に言うと

  • 5音が並んでるものです。
  • ドレミファソラシのメジャー・スケールから「ファ」と「シ」を抜いたものです。

学校のテストで「ペンタトニック・スケールとは何か答えよ」と出てきたらこれで正解です。

恐らくこの時点では脱・初心者以上の方は「な~んだ、このレベルの話かぁ」と安心してると思います。

メジャーとマイナー

メジャー・スケールやマイナー・スケールがあるのはご存知だと思います。ペンタトニック・スケールにもメジャー・ペンタトニック・スケールとマイナー・ペンタトニック・スケールがあります。

メジャー・スケールはドレミファソラシです。
そこから「ファ」と「シ」を抜くとメジャー・ペンタトニック・スケールです。
音は「ドレミソラ」になります。

マイナー・スケールはラシドレミファソです。
そこから「ファ」と「シ」を抜くとマイナー・ペンタトニック・スケールです。
音は「ラドレミソ」になります。

ロックやブルースなどではこのペンタトニック・スケールを使ったフレーズがたくさん出てきます。
特にギターで弾きやすいのがペンタトニック・スケールです。

恐らくこの時点では中級者以上の方は「な~んだ、このレベルの話かぁ」と安心してると思います。

さて!

ここまで分かった初心者の方は上級者の方に質問して下さい。

「なんでロックやブルースのギターのフレーズで多いんですか?」
「なんで「ファ」と「シ」を抜くんですか?」

こんな質問をされた上級者は
り、理由なんてない!そういうもんなんだ!
「それを君が知るのはまだ早い・・・」
んなことわかんなくても弾けりゃいいんだよ!
と、様々な逃げや反論で攻撃してくるかもしれません。

答えは

「ペンタトニック・スケールはギターの構造上、1本弦に2音ずつ弾くポジションになるため、運指とピッキングがしやすいからロックやブルースのフレーズで多い。」
「「ファ」と「シ」はモードの特性音であるため、それらを省くことで汎用性が高くなる」
です。

まずポジションを見てみましょう。

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最も有名な形です。メジャー・スケールなどと比べて覚えやすいですよね。
そして、1,2弦の8フレットなんかは薬指でチョーキングしやすいんです。
ブルースの王道フレーズなんかはこのポジションのチョーキングが必ずといっていいほど含まれていますね。

次は少し難しいモードの特性音の話

ドリアンだぁ、フリジアンだぁ、小難しい名前が付いたモードと言うスケールが7つもあるんです。
メジャー・モードとマイナー・モードにも分かれてたりします。
そんなものは「なんか面倒くさい名前だなぁ」とでも思っておけばいいです。

そして各モードには特徴があります。

「そりゃ特徴があるから7つもあるんだろ~なぁ」と、思っておけばいいです。

難しい話が好きな方は私の理論書でもお読み下さい。

なんだかんだややこしい話を勉強すると、結局のところスケール内の「ファ」の音に♯が付くかどうか、「シ」の音に♭が付くかどうかでモードの特徴が決まるんです。

だからモードを弾く時は「ファ」と「シ」の音は若干面倒な音なんです。

どうせなのでマジな話をすると・・・

  • ドから始まるメジャー・スケールの「ファ」に♯が付くとリディアンになります。
  • ドから始まるメジャー・スケールの「シ」に♭が付くとミクソリディアンになります。
  • ラから始まるマイナー・スケールの「ファ」に♯が付くとドリアンになります。
  • ラから始まるマイナー・スケールの「シ」に♭が付くとフリジアンになります。

これらの音のことを特性音といいます。

面倒くさい!

面倒なので「その「ファ」と「シ」を弾かなかったらいいわけ!」です。
そうするとどんなモードの時も大丈夫ってことになるんです。

これがペンタトニック・スケールです

よく「ペンタトニック・スケールはいつでも使える」って言いますよね。
「いつでも」って何だよ・・・って思いませんか?

厳密には

「メジャー・ペンタトニック・スケールはメジャー・モードの時にいつでも使える」
「マイナー・ペンタトニック・スケールはマイナー・モードの時にいつでも使える」
と言う意味なんです。

注意

ただ、これを知らなかった上級者に向かって言うと嫌われます。

まとめ

  • ペンタトニック・スケールとはドレミファソラシのメジャー・スケールから「ファ」と「シ」を抜いて5音にしたスケール。
  • ギターの構造上1本弦に2音ずつ弾くポジションになるため弾きやすい。
  • 「ファ」と「シ」を抜く理由は、モードと呼ばれるスケールの特性音なので、弾かないことで汎用性(いつでも使える)が高くなる。

さらっとお読み頂けるように書きましたが、うんちくよりも練習が大事です!

私はネット上に溢れている情報洪水から頑張るギタリストの皆さんを救うことが自分のミッションだと考えています。このトータル・ギター・メソッドにて5つの必須ポジションとその応用フレーズを掲載していますので、今すぐ練習を始めて下さい!

津本幸司

ISMギタリスト養成所の一般公開