はじめてのギターの録音!機材とマイキング
エレキギターはデジタルのアプリじゃなくてちゃんと録音したいですよね。スピーカーをならしてマイクを立てて録音なんてプロっぽくてかっこいいですよね。でも、高級スタジオを借りることもできないし、高い機材を買うお金もない・・・お金持ちになってから「初めてギターをまともに録音しました・・・」じゃかっこ悪いし・・・
しかも「ギター 録音 機材 マイキング」などで検索するとマニアの方々が水を得た魚のようにあーでもないこーでもないと語っちゃってるし・・・
とりあえずどんなもんか始めたいだけなんだけど・・・
困りますよね。分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら少額でマイクを使った録音の練習と実践ができるようになりますよ。
どんな機材が必要?
録音するとなるとたくさんの機材を揃えないといけないというイメージがありますが、今の時代はパソコンと「一定の条件をクリアしている」マイク1本とマイク・プリアンプ1つあれば大丈夫です。
マイク・プリアンプ
マイク・プリアンプの条件はディジタル信号に変換する機能があることです。これはAD変換(アナログ・ディジタル変換)と言います。アナログ信号をパソコンなどに入力できるようなディジタル信号に変換するわけです。大抵USBが付いていたらAD変換ができると考えて良いでしょう。詳しくはお店の人にでも「これパソコンに入力できるやつですかぁ?」と、聞いて下さい。
今の時代、数千円で買えます。
マイク
マイクの条件は楽器録音用で、慣れてない人が使っても大丈夫なヤツです。マイクの種類のうんちくをたれ始めるとキリがないので一個だけ私が独断で選びます。
Shure社のSM57
を買って下さい。1万円でおつりが来るはずです。
私も様々なマイクを使用してきました。買ったり、売ったり、借りたり、壊したり・・・高いマイクも所有していますが、いつも最後にShure社のSM57に落ち着きます。ギタリストがオーバードライブを試しまくって最後にチューブスクリーマーに落ち着くようなもんです。これは単一指向と呼ばれ、マイクが向いている方向の音だけを録音するマイクです。そしてダイナミック・マイクという種類のマイクであり、まぁ、踏んだり蹴ったりしても壊れないんです。僕は16年前に、赤ちゃんだった娘がべちょべちょに舐め回してしまったSM57をドライヤーで乾かして使った覚えがあります。
マイキングの方法
マイキングの方法もうんちくをたれ始めるとキリがないので、一つだけ叩き台になる方法をご提案します。
スピーカーの中心と外枠の間を狙って下さい。
キャビネットのネットから「親指の第一関節一つ分」離して配置して下さい。
録音して音がモコモコしすぎるなぁと思ったら中心側に移動。キンキンしすぎるなぁと思ったら外側に動かして下さい。
音の大きさ
「ギターの音は爆音で録音しないと良い音しないよね!」と、言うのは80年代前半の話です。今の時代は小さな音でも良い音で録音できます。
パソコンのソフトは?
高いDAW(ディジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトを買う必要はありません。「DAW フリー」で検索するとたくさん出てきます。
まとめ
小さな音でギターアンプが鳴らせる環境であればパソコン一台、マイク1本、マイク・プリアンプ1つで十分録音できます。
- マイク・プリアンプはAD変換が付いていてパソコンにつなげられるモノ。
- マイクはSM57
- パソコンにはDAWのフリーソフトウェアを入れる。
- 小さくてもいいので音を鳴らす、マイクを立てる、マイク・プリアンプにつなぐ、パソコンで録音する。聞いてみる。マイクの位置を変えてみる。
これが最初のステップでしょう。
ギタリストの皆様のギターライフがより楽しくなるヒントになれば幸いです。
津本幸司
ギタリストの皆様のギターライフのお供にトータル・ギター・メソッド