ギタリストの悩み解決

津本幸司がギタリストの「困った」を解決します。

ギターのピッキングの角度と深さと方向

ギターのピッキングの角度と深さと方向

こんな質問頂きました。

「毎日30分くらい弾くと上手くピッキングできるのですが、最初の30分は上手くピッキングできないんです。正しいピッキングの角度と深さと方向ってありますか?」

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心配無用です。

この記事を読んだら正しいピッキングの角度と深さと方向が分かりますよ。

ピックの角度

まず「何もかもが真っ直ぐになる状態」から始めて下さい。

  • ギターのボディに対して垂直
  • 地面に対してピックの面が平行
  • 寝かせない
  • 立たせない
  • 順アングルにしない
  • 逆アングルにしない

まずはここからのスタートです。

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ピッキングの深さ

まず、6弦のゲージの幅と同じ深さにします。1センチなどは深すぎです。

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ピッキングの方向

ワウンド弦をスクラッチしないようにします。

4,5,6弦は「巻き弦」になっています。溝を横に擦ると「ぎーっ」と音が鳴ります。これを極力鳴らさないようにします。

ここからご自身のスタイルに合わせて調整すると良いでしょう。

最初が肝心

この質問をして下さった方は30分後には上手くできるそうです。

実はこれがダメなんです。

例1)
紙くずを丸めてゴミ箱に放り投げるとします。
最初は何回か失敗しますが、そのうち感覚を掴んでゴミ箱に入るようになります。
明日また同じように紙くずを丸めてゴミ箱に放り投げると、また最初は何回か失敗します。そしてできるようになります。
その次の日はまた一からやり直しです。

例2)
傘を手のひらに立ててバランスを取ってる小学生がいます。
最初なかなかできません。
できるようになったら「あ、ほら!お母さん見て!見て!」
お母さんが振り返ると傘が倒れてしまいます。
「ちょっと、もう一回やるから見てて!あれ、あれ?さっきできたのに・・・あ、できそう、できそう!ほら見て!」

上記の2つの例のような手順でピッキングの練習をしてはいけません。

これをすると

「最初は必ず下手なピッキングをするギタリスト」

になってしまいます。

何回かやったらできるというのは、何回かやらないとできないということであり、一回目は必ず失敗すると言っているようなものです。

私達は百発百中のピッキング、つまり、一番最初にピッキングした音が「完璧」である必要があります。

練習方法

ピックを持った右手を膝の上において下さい。何を弾くかを決めてから左手を構えて、1音目を完璧にピッキングして下さい。どれだけ時間がかかっても構いませんので、できるようになるまで練習して下さい。

どこかの偉そうなスーツ着たギタリストがツイッターで、手を膝においてお辞儀してからすぐ弾き始めるのを見たことがあるかもしれません。あれができればちゃんと百発百中でピッキングできていることになります。

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まとめ

  • 角度:何もかもが真っ直ぐになる状態でピックを構える。
  • 深さ:6弦のゲージの幅と同じ深さでピッキングする。
  • 方向:ワウンド弦をスクラッチしないようピッキングする。
  • 注意:一番最初の音が完璧にピッキングできるように練習する。

ちなみにコードを弾くときはまた別の話ですので勘違いなさらぬように。

頑張るギタリストの皆様のヒントになっていることを願います。

津本幸司

トータル・ギター・メソッドではこのような基礎からしっかり学んで頂けるよう心を込めて開発しました。

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