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ギターのチューニング方法と知識

チューニングの方法なんて知ってる!

って思ってませんか?
じゃあ、3弦は何ヘルツですか?
うぅ・・・

心配無用です。

この記事を読んだら初心者から上級者までギターのチューニングの知識が身につきますよ。

初心者の方用

まずは初心者の方用の基礎知識を。
各弦は以下の音に合わせます

  • 6弦=E
  • 5弦=A
  • 4弦=D
  • 3弦=G
  • 2弦=B
  • 1弦=E

使うのはチューナーです。ケーブルをつなぐタイプでも、クリップ式でも大丈夫です。
通常は針やLEDが真ん中に来たらチューニングが合っていることになります。針やLEDが左なら低すぎ、右なら高過ぎに設定されているものが多いでしょう。

弦の振動幅は短時間で変わるので「ある程度合ったらオーケー」と考えましょう。

脱初級者の方用

5弦開放のAの音だけチューナーで合わせて、後は耳で合わせましょう

  • 6弦の5フレット=5弦開放
  • 5弦の5フレット=4弦開放
  • 4弦の5フレット=3弦開放
  • 3弦の4フレット=2弦開放(ここだけ特殊)
  • 2弦の5フレット=1弦開放

ある程度同じ音だな~と思ったらオーケーです。

中級者の方用

ハーモニクスで合わせましょう。

  • 6弦の5フレットのハーモニクス=5弦7フレットのハーモニクス
  • 5弦の5フレットのハーモニクス=4弦7フレットのハーモニクス
  • 4弦の4フレットのハーモニクス=3弦7フレットのハーモニクス
  • 6弦の7フレットのハーモニクス=2弦12フレットのハーモニクス
  • 2弦の2フレットのハーモニクス=1弦7フレットのハーモニクス

3弦4フレットのハーモニクス=2弦5フレットのハーモニクスでも合わせることが可能ですが、上記の方が正確に合うでしょう。

合わせ方としては、上記のハーモニックスを2つ同時に鳴らし、「うなり」とよばれる「うゎん・うゎん」という音がなくなるようにします。

ピッチの周波数はHz(ヘルツ)という単位で表されます。
簡単に言うと「1秒間に何回うゎん・うゎんするか」と言う意味です。

上記のハーモニックスを2つ同時に鳴らして、1秒間に「うゎん・うゎん・うゎん・うゎん」と4回の「うなり」が聞こえたら「4Hzずれてる」という事になります。

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この方がチューナーを見ながら視覚でチューニングするより正確です。

上級者の方用

各開放弦の周波数覚えてますか?
よくある間違いが「5弦A音が440Hz!」です。
5弦A音は110Hzです。
440Hzは1弦の5フレットのA音です。

  • 6弦開放(E) : 82.407Hz
  • 5弦開放(A) :110Hz
  • 4弦開放(D) :146.83Hz
  • 3弦開放(G) :196Hz
  • 2弦開放(D) :246.94Hz
  • 1弦開放(E) :329.63Hz

ちなみに3弦5フレットのC音は261.63Hzです。

上級者の方はこのくらいの知識があるといいかもしれませんね。

これを覚えておくと「なんだか音楽全体の響きが変だなぁ」と思ったときに音楽理論だけでなく、数学で対処できるようになりますよ。

ちなみに、上記周波数は小数点以下は繰り上げても構いません。

まとめ

  • 初心者の方はチューナーで合わせましょう。
  • 脱初級者の方は耳でも合わせられるようになりましょう。
  • 中級者の方はハーモニクスも使えるようになりましょう。
  • 上級者の方は開放弦の周波数まで覚えておくといいでしょう。

津本幸司

チョコレートは明治、カレーはハウス、ギター学習はトータル・ギター・メソッド